夜ノ森よのもり【福島県双葉郡富岡町夜の森】〜請戸川(うけどがわ)リバーライン【福島県双葉郡浪江町】


ゲートの向こう、桜の木々は町の人たちを待つ。


富岡町は、2017年4月1日午前0時をもって、富岡町の一部の避難指示が解除されましたが、2019年4月の時点でも帰還困難区域は継続されていますので、バリケードを越えて侵入したりしないようお願い致します。

《2019年4月5日(金)》

朝5時、ホテルを出発。
富岡川を渡る頃に日の出。

約50分ほどで、夜ノ森桜並木の入り口へ到着。
一年ぶりに歩く道となりましたが、道路沿いの家、閉店のままだった商店が解体済み、更地となっていました。

並木道への入り口、バス停近くの枝垂れ桜は今年も満開。
木蓮も満開。
そして坂を上がると…、分かってはいたけれど、並木道の桜は咲き始め。
帰還困難区域との境、ゲートの光景は変わらず。
でも、今年はお祭りの中で、バスに乗って桜を見て回る(降車不可)事ができる事になりました。
富岡第二中学校のグラウンドは6日に行われる『富岡町桜まつり2019』の準備が大詰めを迎えていました。
夜ノ森駅西口へ移動。
こちらもまだまだつぼみが多い。
駅はすでに解体済み。ホームの駅名標やベンチなども撤去されていました。
桜の木が無くなっている箇所があるので、たぶんここが西口になるのでしょう。
2020年3月までに予定されている、JR常磐線の全線再開通。
雰囲気のある駅舎が無くなってしまったのはさみしい限りですが、町の人たちにとって良い場所となると良いですね。
駅前の通り、桜の開花基準木近くまでが見えるようになっていました。
駅前の道をトラックが行き交うのも見えます。
今日は気温が高く、歩いているとすぐに暑くなりましたが、さすがに待っていても桜が満開になるわけではないので、夜ノ森を後にして、宝泉寺へ向かいました。
宝泉寺では青空をバックに枝垂れ桜が満開!
昨年はすでに見頃を過ぎていましたが、今年は観る事ができました。
この時点で、まだ8時前。
まだまだ時間に余裕があるので、富岡駅に向かい、列車代行バスに乗って浪江町に移動しました。

いつもはボランティアで訪れる事がほとんどの浪江町ですが、その際に朝の散歩で歩く『請戸川リバーライン』に向かいました。

こちらもまだ満開ではありませんが、夜ノ森よりは開花が進んでいました。
こちらでもお祭りが行われるため、川べりは草刈りがされていてさっぱりしていました。

請戸川リバーライン - Spherical Image - RICOH THETA
請戸川リバーライン

お昼はボランティア活動中は浪江で食べる事ができないので、チャンスとばかりに『麺屋龍次』で醤油ラーメンを食べて来ました。
浪江駅に戻ってもまだまだ帰りのバスが来るまでは時間があるので、『かふぇ もんぺるん』で美味しいコーヒーとケーキを楽しみながら待っていました。
2019.4.5

(了)

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