犬吠埼(いぬぼうさき)【千葉県銚子市】


師走の空の下で。

三連休となった12月。
今年三度目となる銚子へ。

今回も終点の『外川』駅まで乗車。
前回には無かった、昔懐かしい丸ポストが設置された。

まだ新品という感じだが、そのうち良い感じに塗装がはがれてきたりすれば、さらに駅はレトロ感を増しそうだ。
・・・自販機が無ければ。

今回は外川の漁師町を通らずにちょっとだけショートカット。

『犬吠埼灯台』。

ここに来るまでの海沿いの遊歩道は途中から工事中。
元旦は日の出を見る客で賑わうはずだが、間に合うのだろうか?

天気予報は『晴れ』となっていたが、非常に雲の多い日となってしまった。
でも、灯台の上から見る銚子の空と海はどこまでも広い。

寒いけれど、いつまでもここに居たくなる。



灯台のすぐ下にある、資料館を見て回る。

君ケ浜に下りて、水平線を眺める。
灯台の上から見てても何か妙に感じた。

この画像では分からないが、肉眼ではなんだか水平線がボコボコしているようなのだ。
あとで元画像を思い切り拡大してみたら、やはりボコボコしていた。
穏やかな天気ではあったが、もしかしたら沖の方は荒れていたのかもしれない。



師走の空の下、君ケ浜を歩く。




今回も歩いて『君ケ浜』駅に行く。
ここから銚子方面に4つほど、『本銚子(もとちょうし)』駅に向かう。

『本銚子』駅も無人駅。

『次の電車』が来るまで、駅と周辺をぶらつく。



この駅は緑に囲まれていて、少し先に線路の上を通る橋があるので、ここが撮影スポットともなっている。
踏切の音が聞こえてきた。

『次の電車』がやって来る。

銚子方面からやってきた、一両編成。

なんと、丸ノ内線!

初めて銚子に来た時も、この『デハ1002』には乗ったが、つい最近このカラーリングに変更されたのだ。

かつて都会の喧噪の地下を走っていたこの車輛が、ゆっくりとさえ感じさせるこの銚子にやってきたのは、まさに『第二の人生』と言うにふさわしい。

それにしても、たった一両で海の近く、緑や田畑の中を走る姿がとてもかわいい。

これで、『犬吠』駅まで乗る。また外川に向かって戻る形となる。
駅で『ぬれ煎餅』と『ぬれ煎餅アイス』を買う。
そうこうしている内に、次の終点・外川駅から折り返して来た同車輛が犬吠駅に再び姿を現した。

『丸ノ内線』に乗り、銚子駅に戻る。

今年最後の旅は、銚子でしめくくり。

また空と海、そして銚子電鉄のかわいい車輛達を見に行こう。

(了)