浜風が6年が終わりと新たな始まりを告げる。
沿岸部、東町に着いたのが午後1時半を過ぎ。
今年は追悼式が土曜日と重なったため、NPOによる式典も見る事ができました。
営業再開した『はたや』さん
新たな商業施設『浜風きらら』
昨年は盛り土された何も無い場所での追悼式でしたが、今年は防災緑化帯の工事が進んだ中での式典となりました。
秋義神社もこのとおり、上から見下ろす形となりました。
まだ住宅が建てられる段階ではありませんが、見渡すと砂利なども無く、とても綺麗になっていました。
津波が襲い、家々ががれきとともに流され、火災が起こり、そこに住宅基礎だけが残ったとは想像もできません。
語り部から紡がれる言葉に耳を傾ける人々は6年前をどう感じ取る事ができるのでしょうか…?
午後2時46分。
サイレン。
黙祷。
お経が空に、海に響き渡る。
午後3時を過ぎ、集まった人たちもまばらとなってきた中、『じゃんがら念仏踊り』の舞が静かに流れる。
秋義神社の境内に経つのは随分久しぶりのように感じます。
津波にも耐えたこの神社。以前は見えた海は、この高さではもう見えない…。
久之浜・東町 - Spherical Image - RICOH THETA
久之浜・東町 - Spherical Image - RICOH THETA
久之浜・秋義神社 - Spherical Image - RICOH THETA
『浜風商店街』に向かうと、いつもの人たちに会う事ができました。
今日は土曜日で多くの人が来たこともあって、『からすや』さんで食べる事ができたのは肉うどんだけ。チャーハンと餃子が食べたかったのだけれど、残念。
久之浜・浜風商店街 - Spherical Image - RICOH THETA
『浜風商店街』は今年の夏に解体となり、すでにいくつかの店舗は震災前の場所に戻る事になっていて、『からすや』さんも4月には元の場所での営業を再開します。
『浜風商店街』は無くなるけれど、ここで知り合った人たちと繋がりが消える事はありません。
春、桜の咲く頃に、また会いましょう!
2017.3.11
(了)
◆ Google フォト
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