“おかえり”!
今年の『ふたばワールド』は福島県富岡町・富岡町立第一小学校・第一中学校校庭にて行われました。
福島県双葉郡富岡は2017年(平成29年)4月1日に避難指示解除準備区域と居住制限区域が解除され、帰還困難区域は未だ残るものの、住民の帰還の準備は進んでいます。
5月の時点での居住者数が128人(福島県ホームページ・町の状況より)、それから約5ヶ月。
この日ばかりは静かな町も大賑わい。送迎のバスの往復も多く、避難した場所から多くの人々が駆けつけたのでしょう。
小学校に掲げられた“おかえり”の文字が暖かく迎えます。
ステージでは隣接する町や村からの代表者たちが集まり、これからの浜通りの再建を誓うのでした。
くまもんも応援に駆けつけました!
今年のふたばワールドの目玉である大鍋は、『シャケとアイナメのチャウダー』。美味しい!
ぐるっと見て回ったあとは、工事中の富岡駅へ。
駅に着くと、列車接近の放送が聞こえてきました。放送のテストを行っているのだろうと思いましたが、そこへ試運転の車両がやって来ました!
10月21日に向けての試運転は続いていたのですが、こうして実際に見ると、ああ本当に富岡駅が復活するのだと感じさせてくれます。
夜ノ森に向かうと、第ニ中学校の校庭は重機などがいなくなり、すっきりしていました。
桜並木は冬に向けて葉を散らしていました。
時々、ふたばワールドの会場から来た見学のバスがやってきましたが、乗客はバスからは降ろしてもらえないようで、また会場へと戻って行きました。
国道6号線を北へ、浪江町・請戸漁港へ。
釣りに来た人たちが帰るところで、立派なヒラメを釣ったのを見せて頂きました。
浪江町側からの限界地点。いつかこの『境界』が亡くなる日を望みながら、福島から帰路に着きました。
2017.9.30
(了)
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