常磐線・富岡駅【福島県双葉郡富岡町大字仏浜（ほとけはま）字釜田（かまでん）】

2017年10月21日、常磐線・竜田駅ー富岡駅間、営業再開。

浪江町での災害ボランティア活動参加のため、いわきから竜田、竜田から代行バスで富岡のいつもの乗り継ぎで駅に到着すると、5月にはまだ形になっていなかった立派な跨線橋ができて、工事は10月21日の営業再開までのラストスパートといった感じに見えました。

震災から6年半、駅は内陸側への移設ではなく、少しだけ北に移動した形になりますが、高架化される事もありません。
跨線橋が立派なのは、もしまた波が襲ってきた時にそこに上がるためなのかな？とも思えました。

駅前ロータリーのすぐ近くにあった、半壊のままだった立派なお宅は取り壊され、更地と化していました。
ご主人が亡くなったとの事で、取り壊しが行われたそうですが、町の人たちと一緒に復興の時を迎える事ができないのは、さぞ無念であろうかと想像します。

4年半前にここに来た時に見たのは、津波によって破壊され、雑草に埋もれつつある駅の姿。
それがこんなに綺麗になり、あともう少しで、またここに列車がやってくる。
その日が楽しみです。

2017.9.3

（了）

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